デジタルオーディオプレーヤー進化論

最近ではスマートフォンやタブレット端末に押され気味の市場ですが。

デジタルと言ってもCDやMDプレーヤーの後の話です。

今に至るまでの道筋を紐解いて見たいと思います。

1993年頃、MPEG1と言うフォーマットが規格化され、

その音声コーデックであるMP3　（MPEG３ではないMPEG Audio Layer-3の略）

が誕生した所からの始まりです。

各社それを使用したコンセプトモデル（試作品）を出す、ものの市場に出すには

「敷居が高く扱いきれない」と言うことで放送局等の業務用機で使用されるのが主でした。

数年後、PCやインターネットの普及につれデジタルで音楽が楽しめる環境ができ

CDみたいにかさばらない等と注目はされていましたが･･･RAW（生データ）を扱うには

当時のPCには敷居が高い物でした。

そんなある日、目をつけたのがMP3だったのである。

音声データを約10分の1に出来ると言われ遅い通信回線でも手軽に音楽が手に入ると

爆発的に普及しました・・・（当時は著作的には黒なデータが多かった）

至る1998年、サムスン系セハン情報システムズから

「mpman」　http://ja.wikipedia.org/wiki/Mpman

が登場します。　一部ユーザーには爆発的にヒットし他社からもシリコンプレーヤーが

発売されていくのでした・・・。

日本発では無かった理由としては

「万人向けに扱いやすいか？・上記のように著作権の管理が出来るか？」

などで足踏みしている状況でした。

同年5月には「SolidAudio」と言うTwinVQ技術を使用した音楽プレーヤーが

発売されるものの専用のソフトで購入した曲しか入らないなどと使い勝手が悪く

市場受けしませんでした。その改良版を日立マクセル・富士フィルムからMP3も

使用できるモデルを発売し先駆けとはなりました。

ですが海外メーカーの進出が早く。

９９年ソニーの進出しましたがMDを延長したNetMDやメモリーステックを使用したプレーヤー

を出す物の万人向けせず静かな出だしとなりました。

2001年頃から、CD-RにMP3を聞ける音楽プレーヤーが発売され

黒舟である、APPLE社のipodが登場しました。

内部でHDDを使用するなど大容量でありその再生リストを管理できる「itunes」

ユーザー負担が少なく、APPLE社は不正音楽と戦うとitunes-storeを開設

驚くべく低価格での音楽の配信が開始されました。

マイクロソフト社もWMAで交戦しようとしたが、APPLEの好循環な市場には

日本企業も同様に「惨敗」するのである。

その頃

デジタルプレーヤーと言うことは「動画なども再生できる」として。

PMP（ポータブルメディアプレーヤー）を韓国・中国の老舗は発売をします。

日本では携帯電話との融合と推し進めますが「特殊フォーマット」すぎて

あまり普及しませんでした。

至る2007年、またもやAPPLE社からPMP「iPOD touch」が発売され

タブレットの回と内容的に被りますが「好循環な市場」でiPODからの乗換え

その後、セルラー（電話機能）を取り入れた「iphone」が登場し無敵戦艦の

市場が出来たのである。

日本企業は違うアプローチでの戦いに望む形になるのである・

・高音質化

・小型化

・付加機能（ワンセグなど）

韓国・中国企業は

・ITサービスとの連動

・高機能化（簡単な音楽編集が出来るなど）

・低価格化

で少なからず住み分けが出来てきました。

2010年にはスマートフォンが登場し

インターネットに接続しストリーミングで動画・音楽を楽しむと言う使い方が

主になり始めてきました。

また家のデータストレージ（NAS）からデータを取得し聞く・見る事が可能となっています。

過去２0年の中で「デジタル」になると急速的な進化したように今後先は

見る・聞くのスタイルがどう変わるのかは新しいデバイスの登場で変わるのではないかと思われます。

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