現在の放送規格①
地上デジタルに移行してから、しばらくたちまして、放送が見れない方はいないと思われます
(意思的に見ない方は例外として)
地上デジタルになった経緯などを出来るだけわかりやすく紐解いていきたいと思います。
地上デジタル放送(地デジ)とは?
正式には「地上デジタルテレビ放送」を報道的に略したものが指されます。
地上波デジタルにしますと広域的には「警察無線」などのデジタル無線も指す事になります。
特徴としてはデジタルなので双方向のコンテンツに適しているが大きく上げられます。
一般的に「デジタルだからアナログ放送よりも電波障害に強く高精細高音質」とNHKの技術センターや電気店では謳い文句にしていますが。
PC JOCKEY的には答えは「No」です。
アナログTVをお持ちの方でしたらご存知ですが、弱電波地域でも劣化しますが
一応見れるのがアナログTVでしたが地上デジタルではデジタルで送信している以上
一部品が欠損したら全て壊れるか(見れない)、または画像が認識不能までのブロックパターン(ブロックノイズ)を生じさせ認識不能な位までになるほうが多いです。
その為、移行までにはアンテナの調整やCATV(ケーブルテレビ)への作業を要し。
使用者からのかなりの不安や混乱も少なからず発生しました。
私が指摘するもうひとつの点として「今後先の放送規格として耐えられるのか?」
を大きく指摘したいと思います。
スーパーハイビジョン(ハイビジョンは財団法人NHKエンジニアリングサービスの商標)
規格名はUHDTV(Ultra High Definition Television)です。
4k2kと思われますがそれはセミスーパーハイビジョンで、
正確には8k4kがUHDTVの規格です。
当然の事ながら今現在の技術ではUHDTVは地デジ放映が不可能な送信量になります。
少し脱線しマイナス面を強調しましたが、いい点が少なからずあります。
家庭内の録画システムが簡素化しPCやSMP(スマートフォン)などに情報を持ち出せる
ようになる(法律がそれを阻害していますが・・・。)
データ量が小さくなるため管理が楽になる、尚且つ小さい割りに高画質を半永久保存は可能
(何度かのバックアップを必要としますが)
今後先UHDTVを標準化へ走る場合はまた「混乱」が発生すると思われます。
それだけ不安定な規格なのかもしれません
テレビが誕生し「モノクロテレビ~カラーテレビ進化していきましたが、上位互換を守れた
NTSC(アナログテレビの規格)を模倣して設計しているのか不安な点がたくさんあります。
それを代表格としての規格があります。
ワンセグ
ワンセグメント(地上デジタル放送は13セグメントありその1ブロックを小型端末向けに
送信する放送)
これはかなりナンセンスな所が多いです。
上記にも書きましたが、エラー訂正(信号が弱くなると見れなくなるのを防ぐ機能)が
弱く、移動して見るのに適さない規格でもあるというのがかなり浮き彫りに出ています。
そして端末の高性能化で放送されているクオリティがインターネットの通信より劣っている所も
問題視出来ます。
フルセグ(地上デジタルの本放送:ここでの本放送とは通常のTVを指す)
それを受信し、わびく処理でよいのではないかと思います。
今後先の自由度などに有利と思えますが、開発時の部品の構成とうのコストでそういった規格になった背景が考えられるのが大と思います。(当時の技術で限界があった)
以前デジタルラジオや見えるラジオがありましたが現在のアナログ式のラジオに置き換わらなかった理由として、普及度と緊急時の放送と言う点があり普及に至らなかった
所もありました。
総括して弱点が浮き彫りであり、打開する点が多いと思います。
打開できない規格に前習えで胡坐をかく家電業界(それを改良するのも仕事と僕は見ています)を指摘もしたいと思います。
今現在の問題点
・緊急時やリアルタイム性に優れていない
(変換しているので数秒のタイムラグが発生している)
・細かい表現(川のせせらぎなど)でノイズが必ず生じる
(これは送信するデータ量に限界があるため)
・弱電波地域での再生性能
(これはアナログTV以下でした)
規格を国や一部のメーカーに任せるのではなくグローバルで決めて行けば
そういった事は少なかったかもしれません。
長くなりますので次回は「放送・通信」の違いについて見ていきたいと思います。
- 出版社/メーカー: アイ・オー・データ
- 発売日: 2010/05/30
- メディア: エレクトロニクス
- クリック: 21回
- この商品を含むブログ (2件) を見る
KEIAN USB地デジ&ワンセグチューナー KTV-FSUSB2/V3
- 出版社/メーカー: KEIAN
- メディア: Personal Computers
- 購入: 2人 クリック: 9回
- この商品を含むブログを見る
- 出版社/メーカー: アースソフト
- メディア: Personal Computers
- 購入: 11人 クリック: 86回
- この商品を含むブログを見る