現在の放送規格②
今回は少し触れた「TVでの放送と通信の違い」何故デジタル放送になったのか?
を見て生きたいと思います。
まずTVでの放送と通信の意味合いの違いについて。
TV放送はあくまでも一方方向のコンテンツ(番組等)を垂れ流す。
事を指します、デジタル放送になって色ボタン(青・赤・緑・黄)で番組に参加出来ると
言いますが、放送された電波に乗せて送信してるのではなく、電話回線及びインターネット回線
で送信して放送局のセンタで集計をして反映しています。
送信先に付いてはデジタル放送の織り込まれているBML形式のデータに
データ放送に付随してセンタのアドレスが入っている構造です。
※BML:http://ja.wikipedia.org/wiki/Broadcast_Markup_Language
TV通信
古くはCATVの局が顧客のSTB(セットトップボックス:ケーブルTVチューナー)の点検用に
双方向になっていますが根本的にはサービス用の回線と言えます。
現在ではTV通信と言いますとYoutubeやニコニコ動画やustreamなどのインターネット
の動画網の事を指します(再生している物を止めたり・巻き戻したり自由に行える)
3DTVが残念ながら良い普及をしなかったので、次に家電メーカが目を付けたのが
スマートTV(複合情報端末TV) TVで上記の動画網を閲覧したり、出前の注文、
インターネット回線での音声通話(SKYPE)等を行えるようにしたTVです。
現在安価にその機能を入れられる、スマートBOXやスティック型PCも出始めています。
デジタル放送を国ぐるみで移行したか?
建前上はHDTV(高繊細TV)を地上波で放送すべくデジタル化と言われていますが。
実際には電波の再編成が大きく関わっている事が大きいです。
ご存知の通り、電波は使える箇所が決まっており資源と同じため
大域(使う情報量)を少なく出来るデジタルにし電波の再編成を行い
余った所に別の電波を使用することが予定されていましたが・・・。
実際の利用はまだ多くは決まっていないみたいです。
特区放送(町内放送みたいな小さいエリア用の放送)
例:http://gigazine.net/news/20120615-ginga-tv/
に使われたり、
特定端末放送(DOCOMOのBeeTV)などや
今後にはデジタルラジオを余った電波領域に使う予定がありますが・・・。
上記でのインターネット網の放送局を利用したほうが良いと言うことで
どうなるのかは不明な点が多いです。
前回で言ったUHDTV(スーパーハイビジョン)では特に電波大域を大量に消費するため
インターネット網や衛星回線での利用がメインとなって行くと思われ
電波不足などはおきにくいと思われますが。
データセンタの負荷が多大になるなど課題が多いと思われます。
デジタルになった理由の2つ目は「NHKの放送のスクランブル化」
が挙げられ、CASカードと言うものを開発されましたが、
使われる場面が少なく、天下りの元になっているのではないか?
と囁かれています。
実際にここで話すと難しい放送法にて、NHKは公共性や平等性などで
簡易チューナーの顧客やデータエラーでの再生不全で見れなくなる
顧客管理が複雑化するなど、で結局行わない方針だそうです。
CASカードは一部の有料衛星放送の顧客データを保存する、記憶カードとなっています。
TVとインターネットの融合と言われていますが、今後先このコンテンツをうまく行かせるか
は放送団体やインターネット動画網の連携等で変わっていくのかもしれません。
VOB(オンデマンド)も今後ニーズが高くなると思いますが・・・。
障害になっているのは(放送法(NHK)・著作権)の管理などとおもわれます。
そこいらへんの法整備などが必要と思います。
(現在の歪んだ法律ではTVの将来は無いと思いますし、TV離れを加速するのかもしれません)
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