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ITに関する、時事ネタや小ネタ、自分なりの語りをマッタリ書いています。 書いてもらいたいリクエストがあれば出来る限り対応します。

アナログ VS デジタル

それは永遠のテーマである話です。

 

今回は「保存性」について話したいと思います。

地上デジタル・音楽プレーヤーなどで特色を少し触れましたが。

利点・欠点を見て行きます。

 

アナログの利点(デジタルの欠点にもなる)

時間的には劣化をするが、保存状態をあまり気にしなくても年単位で

情報を保持※1することが可能である。

※1:ここで指す保持は人が見て認識できるレベルの事を指す。(品質は指さない)

いい例として「写真」がいい例です。

明治時代ましては江戸時代の写真がしっかりと残り、音楽もエジソンの肉声が残る

位の耐久度を誇ります。

 

傷や汚れにある程度強い

度を越えると無理ですが、ある程度であれば認識できるレベルを保持できる。

いい例がアナログテレビ・ラジオ・写真です。

それはかなり重要でラジオは緊急放送時に聞ける事が大切なのです。

 

時間軸的な情報を保持できる

クオリティ問わず容量が一定であるが、直線的尚且つダイナミックな情報を保持できる。

いい例が「レコード」で無劣化の媒体では理論上、原音の情報を保持できる。

 

デジタルの利点(アナログの欠点にもなる)

 

編集がしやすい

情報の切り貼りや複製がとても安易に出来る。

 

時間的な劣化がほぼ無い、理論的には作った後に外乱等で情報が劣化がしにくいです。

(媒体の品質は指しません)

 

情報の圧縮や分引きが容易

MP3やZIPなどアルゴリズムで情報を小さく出来る。

 

暗号化しやすい

編集などに被りますが、高度な暗号化を掛ける事が出来ます。

※同時に編集しやすいので破られるのも早い。(アナログ媒体と使い分けするのが多い)

 

アナログはリニア(直線的に)情報を保持出来ますが、デジタルではサンプリング(量子化

を行う事で絵や音を保管しております。

デジタルは確かに「ノイズに強い」など謳われますが。

ノイズが1つでも入れば劣化となり、ひどい場合ですと識別不能になる大きな弱点があります。

※補正をしある程度戻すことは可能だが。

 

デジタルは保存の仕方がかなりのキーポイントになります。

今現在ではHDDが主な保存媒体ですが。

機械的な保持は完全ではありません(必ず寿命(故障)が来てしまう)

現在の保存性能が良い媒体を纏めて見ました。

 

1.USBメモリ (物理的に大切に使えば温度変化などにある程度耐久性があります)

2.HDD (容量的にアドバンテージがあり、場所も消費しない)

3.SSD (まだ未知数だがUSBメモリに近く機械的劣化が少ない)

4.SDメモリカード (物理的には弱いが保存をしっかりすれば1番に近い)

5.FD(フロッピー) (保管環境さえ守れば安定した保管性能を誇ります)

6.CD (10年単位で保持できる、記録密度も小さいので欠損もある程度カバーできる)

7.BD (光学メディアで一番の性能を誇りますが保管環境が未知数です(傷に弱い)

※記録系では有機素材・無機素材があるが無論無機素材が有利(下記記入)

8。DVD (密度も高く、素材が弱い)

0.(番外)データテープやMO

普及率が悪いので番外ですが凄い保存性能を誇ります。

ですが普及率やコストでの弱点が残ります。

 

有機物・無機物素材

ご存知の通り「炭素」が含まれるかですが、無機物は酸化や分解の概念が無いので

長期保存に適しています(ガラスなど)

 

後、ここでオンラインデータセンターを入れなかった理由は信頼性は高いが

そのセンターがサービスを終えたら、消える宿命があるので今回は触れませんでした。

 

今後先は・・・。

たんぱく質的な記憶媒体(DNAメモリ)

決められた菌にデータを記憶して世代交代させデータを保存する。

大学機関で研究がされているが、外乱の菌などで消える危険性もあります。

キューブメモリ

珪素(ガラス)のキューブに立体的に傷を付け保存する。

これも同様に研究がされていますが、装置が大掛かりになる欠点があるそうです。

 

今後先の新メディアで動向は変わりますが、シリコンメモリのの優位度は当分

続きそうです。

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