PC JOCKEY

ITに関する、時事ネタや小ネタ、自分なりの語りをマッタリ書いています。 書いてもらいたいリクエストがあれば出来る限り対応します。

APAD(中華タブレット)工場見学③

前回はSMT現場を見学しますが・・・

※SMT(Surface Mount Technology:表面実装技術)

 

今回は最終回、製品組み立て作業を見学したいと思います。

 

※動画自体いつ消えるかわからないのでご了承ください。

 

今回も日本でも有名な「CUBE 酷比魔方」

Shenzhen AlldoCube Technology And Science Co., Ltd,

です。

見学の前に動画注意点事項です・・・。

 ・基本は手作業です。

・指サック(指紋防止用の指だけの手袋)を付けるべき

・帽子着用(髪の毛等混入を防ぐため)

・作業場のトレーが乱雑

’60~80年代の町工場を彷彿とさせる工程です。

・部外者は製品を触ってはいけない(SMTの回と同じ理由)

 

SAlldocube RK3188 Tablet Factory Tour Part 3/3: assembly

 

movied by Charbax

0:00ー

奥側がSMT工程から出来た基板を実装するライン

手前が液晶パネル系を組み立てていく工程です。

0:09ー

液晶パネルをフレーム(液晶を止める枠に組み立てています)

ネジを使用せずボンドか両面テープでの固定作業です。

0:25-

フレームに基板を固定します(ここだけネジを使用)

トルクに決まった電動ドライバーでネジ締めします。

飛び出ている線は「WiFiのアンテナ線です」

※スピーカーはもうこの時点で接続されている。

01:14-

液晶とタッチパネルを接着する両面テープを張る工程です。

01:20-

タッチパネルを貼り付ける工程です・・・。

※ここの巨乳のねーちゃん何故かセーターです^^;

シューシュー言ってるのは埃を飛ばすエアーダスターです(エアーガン)

02:00-

電池組み立て職人です・・・。

ネクターでの接続ではなく直接半田付けです。(一歩間違えればショートして火事になります)

02:25-

ポリミドテープ(カプトンテープ)で余った線を固定します。

02:37-

ファームウェア(OS)インストール工程

大元のBIOS(基本出入力システム)はSMT時に書き込まれたROMを取り付けています。

特殊なコマンドで電源を入れるとOSインストールモードになり。

OS用のフラッシュメモリにデータを書ける状況になります。

そのソフトがPC上で動いています。

02:52-

動作確認工程

HDMI(搭載機に限る)等動作するか確認する。

03:14-

外観検査(付け忘れがないか確認する)

03:30-

ボトムカバー取り付け

04:05- ※だから素手で触らないでょ!

04:45-

バーインテスト:エージングとも言う(長時間動作させて不具合がないか確認)※初期充電も一緒にします。

05:37-

清掃工程組み立て時の汚れを清掃します。

(組み立て前のパーツもチェックしながら清掃します)

06:06-

フレームのランナー(型枠の不要な部分)を切除する工程です。

ここのママーんの作業で見た目が決まります(笑

06:19-

バリ取り工程 カッターナイフでとります。

06:35-

絶縁材貼り付け

基板と干渉する部分に絶縁材を貼り付ける。

06:43-

違う機種のラインが隣の部屋にもあります。

とにかく通路にダンボールが多いです。

21:00-

包装前検査

21:52-

ボトムカバーにレーザーで社名や機種名を刻印します。

※レーザー用の保護グラスを装着すべきなんですが・・・。

22:17-

包装工程

保護フィルムを張り、箱詰めします。

そして箱詰めされて私たちの元へ届けられます。

 

気づいた事

カメラが来ると作業者の手をとめ睨まれる「邪魔者がきたと思われていると思う」

 

大手の製品はこの工程を円滑化して歩留まり(良品数)を向上するように

工夫がされています。